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平成19年6月12日 (平成19年度第3号)

全国保育士会委員ニュース
社会福祉法人 全国社会福祉協議会
全国保育士会事務局
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本ニュースは、全国保育士会委員、監事、都道府県・指定都市保育士会事務局、都道府県・指定都市社協に送付しています。


全国保育士会の動き


☆平成19年度第1回全国保育士会委員総会を開催

 5月15日(火)、全国保育士会委員総会が開催され、「平成18年度全国保育士会事業報告ならびに会計決算書について」が承認されるとともに、任期満了に伴う全国保育士会役員等の改選が行われました。その結果、会長に御園愛子(千葉市)が再任されました。平成19・20年度執行体制は下記のとおりです(敬称略)。

会長  御園 愛子 (千葉市・みつわ台保育園)
副会長  吉川 由基子 (広島県・小奴可保育所)
〃  三上 智代 (滋賀県・本福寺保育園)
〃  上村 初美 (福岡県・砂山保育園)

常任委員
北海道・東北  黒沢 まゆみ(岩手県・山岸保育園)  ※広報部長
関東  廣瀬 貞子 (群馬県・神流保育園)
東海・北陸  福田 明美 (名古屋市・すずらん幼児園)
近畿  大西 潤子 (大阪府・古川園)    ※制度・保育内容研究部長
中国  田中 文仁 (島根県・めばえ保育園) ※総務部長
四国  中川 志津子(香川県・粟井保育所保育園)
九州  牧野 多津子(宮崎県・こひつじ保育園)※研修部長
監 事  三瓶 邦子 (福島県・棚倉保育園)
  〃  安藤 千恵子 (岐阜県・木之本保育園)

☆第21期主任保育士特別講座開講、前期集中講義が開催されました
5月より第21期講座がスタートし、6月1〜4日には、神奈川県葉山町の中央福祉学院「ロフォス湘南」にて前期集中講義が開催され、67名の受講生が参加しました。

☆全国保育士会 給食研究委員会を開催します
7月26日に給食研究委員会を全国社会福祉協議会・会議室にて開催します。開催案内は、6月中旬に各都道府県組織より推薦された給食研究委員あてに送付する予定です。
なお、今年度は、給食研究委員会の運営委員(各ブロックの代表1名)の改選を行いますので、ブロック内における調整を事前にお願いいたします。


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<ニュースの内容>

■子どもの発達、保育内容について引き続き検討
 〜第9回「保育所保育指針」改定に関する検討会(厚生労働省)〜
■保育料滞納実態を全国調査 〜厚生労働省が6月に予定〜
■平成20年度保育関係施策・予算要望書および児童5種別共同要望書「社会全体で次世代育成対策を拡充するための要望書」を提出


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子どもの発達、保育内容について引き続き検討 
〜第9回「保育所保育指針」改定に関する検討会(厚生労働省)〜

 5月23日に第9回「保育所保育指針」に関する検討会が開催され、第8回検討会に続き「第2章 子どもの発達」、「第3章 保育の内容」について検討が行われました。今回示された第2章、第3章「たたき台」案においては、前回の検討会の意見にもとづき修正がなされ、第3章の「2.保育実施上の配慮事項」に新たに「子どもの保育に関わる配慮事項」が付け加えられ、「実態」「個人差」等に応じさまざまな状態、状況の子どもへの配慮について組み込まれています。なお、第3章の教育の「目標」「ねらい」は幼稚園教育要領との整合性を考えての同内容ですが、0〜2歳の子どもや保育所の生活全般を考慮し、幼稚園教育要領の内容に必要事項を加えるかたちで作成されています(資料3の下線部)。
  検討会においては、民秋言委員(第2章・第3章担当)より「養護」についての論点整理が行われた後、第2章、第3章の検討に入りました。また第1章「総則」の「たたき台」修正案も示され、あわせて討議が行われました。第3章「保育の内容」について、保育現場の委員からは「保育所では養護と教育を一体化することを重視している。食事でもオムツを取り替えることでも養護と教育があり、不可分一体である」「保育のねらいを養護と教育に分ける必要があるのか。実践で明確化できるのか」との意見が出されましたが、保育のねらいを養護と教育に分けることで協議が進められました(主な意見は下記のとおり)。
  今回、出された意見をもとに第2章、第3章については、引き続きワーキンググループで検討が加えられる予定です。

【検討会における主な意見】

第2章 子どもの発達

  • 養護と教育が一体で提供されていることにこそ保育の特性がある。この養護と教育の一体、表裏一体であって分かちがたいものであるということを、一般の保育関係者以外の方に理解してもらうためには、このことをわかりやすく説明する必要がある。
  • 子どもの発達については、個人差があり一定でないものを告示化の中でどの程度まで示すことができるのか。変化する子どもの発達を告示に書くことが良いことなのか。
  • 告示と解説書の記載内容の整理についてももう少し議論が必要。
  • 解説書は幼稚園教育要領のように冊子にしてしまうとガイドラインではなくなるのではないか。告示・通知(ガイドライン)・解説の三段階が必要ではないか。
  • 子ども自身の発達の連続性について、どの程度共通理解として示すことができるのか。ひとりひとりが独自性を持っていることの書き込み方にも、苦慮するところである。
  • 告示化ということで仕方がないのかもしれないが、現行の保育指針のわかりやすい、優しい言葉が取り去られてしまっている。また子どもに対する暖かい視点もなくなっている。
  • どのような表現が告示化にかなうのかわからない。あたたかみのある言葉は告示化の中で落とされる可能性もあり、またガイドラインに示した方が良い場合もある。
  • 現行の保育指針には子どものできないことがそれとなく書かれ、子どもに無理をさせたり画一的なことが抑止される効果があった。子どもの姿の示し方についても配慮が必要だろう。
  • 発達の過程の8区分が非常に簡単になってしまっているが、発達の道筋をもっと丁寧に書き込むべき。個体としての発達特徴に偏りすぎているので、もっと関係論的な視点が必要。
  • 現行の指針に含まれている子どもの人格への配慮、人権、尊厳への配慮を落とさないよう注意するべき。

第3章 保育の内容
  • 第3章の前文5行目に「保育士の専門的知識および技術をもって」と書き加えたほうが良い。
  • (事務局)食育等、保育士だけではできないこともあり、以前の議論で「保育職員」にするという考え方もあったが、「保育士等」で整理をすることとした。調理師、栄養士、看護師等は「等」の文字に含まれていると考えていただきたい。
  • 5領域の示し方は、短絡的に評価とつながらないよう配慮が必要であり、書き方に工夫が必要。
  • 「ねらい」については“いつまでに”と
  • いう年齢的な目標設定は必要であるが、それだけに偏らないよう注意も必要。たとえば幼稚園教育要領においては就学までに習得すべきこととして5領域が示されているが、保育指針には書かれていない。就学までにとか6歳までにといった目安にする時期を冒頭に加えたほうが良い。
  • (事務局)資料3P.7にある「小学校就学前までに育つことが期待される事項を【ねらい】とし、2章の子どもの発達過程を押さえ、子どもの成長・発達を長期的視野をもって捉え、見通しをもって保育することが求められる」を前文に加える
  • 午睡を強制されることが苦痛等の事例もあるが、子どものニーズにあわせた配慮ができるよう注意が必要。
  • 資料3P.10J「生活に身近な文字や記号などに興味、関心を持つ」だが、幼稚園教育要領の検討の中で文字も記号の一種との捉え方で集約をした経緯がある。幼稚園教育要領にあわせて、見直しをする必要があるのではないか。
  • 全体的に、保育士の知識、技術、判断、倫理等についても十分配慮しながら、検討していくべき。
  • 現行の保育指針の保育の目標「子どもが、現在を最もよく生き、望ましい未来をつくりだす力の基礎を培うことが保育の目標である」は、保育所としてとても大切にしていることであり、改定される指針にも必ず引き継がれる必要がある。
  • 子どものいまここにある姿、生活を大事にするという視点を忘れてはならない。


保育料滞納実態を全国調査
〜厚生労働省が6月に予定〜

厚生労働省では、6月に地方自治体に対し保育料滞納の実態を把握するために、「保育所保育料の徴収状況に関する調査」を実施することにしました。調査対象は全市区町村で、6月に実施。結果の公表は今夏を目めどとしており、結果とあわせて各自治体へ通知を予定されています。調査項目は下記のとおりです。

<「保育所保育料の徴収状況に関する調査」調査項目>

(1)保育料の滞納額・滞納率等(平成18年度実績)
(2)保育料の徴収方法 −現金収納、口座振替
(3)滞納が増加した市区町村及びその主な原因
   保護者の規範意識の問題、経済的な問題 など
(4)滞納者に対して行った対応、その中で効果のあった方法
   収納方法の変更、相談、督促、法的措置 など
(5)今後法的措置を検討している市区町村数

 保育料の徴収にあたり、市町村においては保護者の就労等によりその乳幼児が「保育に欠ける」要件に該当する場合には、保護者からの申し込みにより、当該乳幼児を保育所で保育しなければならないことから、滞納している保護者の子どもについて、滞納を理由に強制的に退所させることはできない、とされています。なお、滞納については、地方税の滞納処分の例により処分することができることになっています。

平成20年度保育関係施策・予算要望書および
児童5種別共同要望書「社会全体で次世代育成対策を拡充するための要望書」を提出

 全国保育協議会と全国保育士会は、平成19年度第1回全国保育協議会協議員総会において確認された「平成20年度保育関係施策・予算に関する要望書」を、5月30日に厚生労働省雇用均等・児童家庭局保育課に提出しました。
 また、昨年度から検討を重ねていた全社協・児童福祉部の5つの児童関連種別協議会(全国保育協議会、全国保育士会、全国児童養護施設協議会、全国乳児福祉協議会、全国母子生活支援施設協議会)の「社会全体で次世代育成対策を拡充するための要望書」もあわせて提出し、説明しました。「社会全体で次世代育成対策を拡充するための要望書」では、(1)子どもの育ちを保障する国の責任にもとづく法律の整備および施策拡充、(2)国の責任にもとづく費用の確保、(3)子どもの発達を支える養育の質的向上、(4)質の高い人材の確保、(5)子どもの育ちと子育てにやさしい、安心で安全な社会の環境整備、の5点から総合的な次世代育成施策の拡充の実現について要望を行っています。
 詳しくは添付資料をご覧ください。

〔添付資料〕
(1) 第9回「保育所保育指針」改定に関する検討会 資料
(2) 平成20年度保育関係施策・予算に関する要望書
(3)「社会全体で次世代育成対策を拡充するための要望書」
(4) 予対通報bP


     
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