専門職として地域の子ども家庭福祉の構築をめざして
我が国では少子化がさらに進行する中、政策面では「子ども・子育て応援プラン」が策定され、次世代育成支援対策の整備が急がれています。しかし、子育ての不安や負担の増大が指摘され、児童虐待の件数は増加傾向にあり、死亡事例が依然として後を絶たない状況にあります。そのようななか私たち保育士は、保育所を利用する子どものみならず、地域の子どもや保護者にも、私たちのこれまでの実践とその専門性を、今こそ積極的に発揮していくことが社会から大きく要請されていると思います。
そして、専門職団体としての新しい保育士会の方向性を示していくことが重要な課題であると考えます。時代背景が変わる中で、子育て支援のあり方も変わらざるを得ない転換期にあるのではないでしょうか。そのため保育士が果たすべき役割も地域の実情に応じ、地域の子ども家庭福祉を広く担っていくことが必要です。
全国保育士会では、子どもの笑顔と最善の利益の確保をめざす専門職団体として、ニーズに即した実践と、それをふまえた政策提言、各地で策定された「行動計画」という新たな枠組みのなかで、会員一人ひとりが専門性を発揮し、活躍できるような会員の専門性の確保と資質の向上をめざします。
全国保育士会では次の3つの大きな柱により、各種事業に取り組んでいます。各都道府県・指定都市保育士会、各支部保育士会においてもこのような方針のもと共に取り組み、専門職としてあらゆる場面で活躍していきましょう。
1.会員の専門性の確立と、資質向上の支援 〜みんなでスキルアップ!
2・子育て文化の再構築 〜子育て力をエンパワーメント!
3.保育士会組織の強化 〜組織強化をして、さらにパワーアップ!
全国保育士会会長 御園愛子